全中社研・関ブロ中社研 冬季セミナー2014 実施報告
全国中学校社会科教育研究会・関東ブロック中学校社会科教育研究会
冬季セミナー2014 実施報告
平成26年12月26日(金)午後3時より全中社研・関ブロ中社研 冬季セミナー2014を文京区立茗台中学校で実施いたしました。今回は、NHK解説委員室 西川龍一解説委員を講師にお招きして、『教育改革が社会科教育に及ぼすことは』という演題で貴重なご講演をいただきました。30名近い会員の先生方等の皆様に参加していただきました。
西川講師は、2010年より解説委員を務められ、今回のご講演では示唆に富んだ内容で教育改革の動向についての解説やお話をいただきました。
11月の中央教育審議会への次期学習指導要領の諮問について、12月22日の新たな大学入試制度を盛り込んだ「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学入学者選抜の一体改革について」と小中一貫教育の制度化などに関する答申について分かりやすく解説していただきました。
次期学習指導要領の課題について、また、大学入試改革の答申では、現在の大学入試センター試験に替り、「大学入学希望者学力評価テスト」を導入し、今の小学校6年生が高校3年になる平成32年度から新しい制度が始まるというお話では、次年度の新入生かが新しい制度の1期生ということであり、中学校社会科教員も大いに関心を持ち、日々の授業に取り組まなければならないことや「アクティブ・ラーニング」(課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習)など学習方法や評価方法についても今後一層関心や目を向けて取り組まなければならないことを痛感した研修会となりました。